永遠のライバル、福助くんとの思い出から考える英才教育
こんにちは!今日は私の中学・高校時代の大切なライバルであり、友人でもある福助くんとの思い出を通じて、娘の英才教育について考えたことをお話ししたいと思います。
目次
福助くんとの出会い
福助くんと出会ったのは中学1年生の頃です。
福助くんは1年生の時から常に学年トップクラスで、英語と数学では常に100点を連発していました。学年では、200人中、6位から10位の間を行ったり来たりといった成績だったと思います。
1年生の時の私は成績が芳しくなく、50位〜100位の間を行ったり来たりだったと思います。
努力を重ねた結果、中学3年生で学年5位に上り詰め、成績では福助くんと肩をならべることができました。
私は英語や数学は90点台止まりでしたが、理科と社会など暗記科目は得意で、常に100点を取ることができました。
福助くんは勉強だけでなく、喧嘩も強く、いつも友達の輪の中心にいて、テレビゲームも発売したら誰よりも早くクリアするなど、まるで少年漫画の主人公のようなカッコよさと優しさを持っていました。
そんな彼を私は心から尊敬し、そしてお互いをライバルとして意識し合っていたように思います。
高校での福助くんと私
中学を卒業し、同じ進学校に進んだ私たち。
高校に入ると、成績はどうなったと思いますか?
英才教育熱心な皆さんは、もう、なんとなく想像がつくのでは(笑)?
そう。県内有数の進学高校で、福助くんは350人中20位以内をキープ続けました。
母校では、大体50位以内の人が旧帝大や早慶など難関大学に合格していました。
東大は毎年2−3人という田舎ではよく見かけるタイプの進学校です。
そのなかで、私は100位程度で奮闘する日々を送りました。
福助くんとの中学時代の得意科目の違いが、高校に入って成績に明確に表れるようになりました。
高校では英語と数学が基幹科目として非常に重要で、特に英語は長文読解、文法、英作文、リスニング、数学はより抽象的で高度な内容となり、質も量も中学の比ではなくなります。
これらが得意な福助くんは、余裕を持って応用問題にも取り組んでいました。
一方、私は理科と社会が得意だったものの、英語と数学の膨大な学習量、ノルマを消化できず苦しみました。
いくら理科、社会が得意でも、基幹科目である英数国ができないと話にならないのです。
入試での配点も英数国の配点が大きかったりします。
福助くんの経験から考える娘の英才教育
あとから知ったのですが、福助くんは実は小学校から英語と数学を教える進学塾(地方の私塾です)に通っていて、高校一年生の時にはセンター試験数学を解くほどの実力でした。
なぜこのことを知ったのかというと、高校1年生の時にたまたま帰りが一緒になって、ゲームのたわいない話題のあとに
彼が「そーいえばさー、センター試験の数学ってやばくない?なんか対策してる?」と聞かれたのです。
当時、受験勉強の「受」の字も知らなかった私には、ちんぷんかんぷんの話題でした。
最終的には彼はセンター試験数学は200点満点をとったので、やばくも何とも無かったのですが、、、、
それだけ、早くに過去問を解くというのが大事ということですね。。。
大学入学後、私は塾講師となり、以前のブログに書いた、教育ママの教育虐待で恐ろしい数の習い事をさせられてボロボロになって燃え尽きた中学生と出会うことになるのでした。
その燃え尽き中学生と、イキイキしていた福助くん、そして私の経験の対比から、娘の英才教育の基本理念がうまれました。
これ以外にも素敵なライバルたちがいて英才教育の参考にしたのですが、これはまた別の機会に書きます。
私の英才教育の基本理念
こうした経験を踏まえ、私は娘について以下のような方針を立てました。
- やることを絞り込む:これはボロボロ中学生を他山の石としたものです。
- 英語と数学の先取り:基幹科目である英語と数学を先取り教育することにしました。また本人の強い希望で国語も先取りしました。
英数先取りは、福助くんの経験から学びました。 - 理科と社会は小学校の間は後回し:理科や社会は後からでも追いつけると判断し、小学校時代は取り組みませんでした。
- 1日2時間の勉強時間制限:長続きする学習習慣を目指しました。無理をさせない。
ボロボロ中学生からの学びです。 - 好きなだけ遊ばせる:ゲームや外遊び、一輪車の練習など、好きなことを思い切り楽しませました。
- 本人の希望でカルチャー教室へ:娘が「やりたーい!」というので、カルチャー教室でピアノやお茶を学びました。どちらも半年から1年程度です。
親が習わせたいピアノ、とかとは全然違うものです。
本人がやりたいときにやり、辞めたい時にはやめるものです。
まとめ: 基礎を大切に、子どもの個性を尊重した教育を
福助くんから、早期の基礎固めがどれほど重要かを学びました。特に英語と数学の基礎力が、その後の学びを大きく左右することを痛感しました。
一方で、勉強だけに偏らず、本人が望む遊びや諸活動を通じて、子どもの個性を伸ばすことも大切だと考えています。
英才教育は詰め込みではなく、子どもの興味やペースを尊重しながら進めるべきです。
この記事が、子育てに悩む皆さんの参考になれば幸いです。
お子さんに合った教育方法を見つけるヒントになれば嬉しいです。